2011年9月12日月曜日

Birthday



今年のバースデーは、ホワイトホースから車で約7時間北に走った、デンプスターハイウェイで過ごしてきました。

デンプスター上にあるテュームストーン州立公園は、ここ数年ツンドラの紅葉ツアーで日本からもたくさんの観光客がいらっしゃるようになったエリア。私もこの時期はガイドに出ていることが多いのですが、今年はホワイトホースにいたため、友人たちとテュームストーンより更に北まで車を走らせ、ベース•キャンプを張ってそこからバックカントリー•ハイキングを楽しんできました。

ユーコンはやはり凄い。なんとも言えない絶景と紅葉した広大な大地を楽しめる山を歩くこと8時間、私たち以外誰にも会うことがありませんでした。これも、地図が読めて、トレイルのない場所を歩けるからこそではあるのですが、それにしてもこういう場所が存在していることに改めて感謝。

夜は、友人がフライパンで焼いたブラウニーのバースデー•ケーキでお祝いしてもらいました。「ロウソク忘れた!」というので、臨時でマッチ。なんとも勢いのいい炎を吹き消しました。

そして、夜、トイレのためにテントから外に出ると空にはオーロラ。

思い出に残るバースデーになりました。自然と友人たちに感謝。

2011年8月5日金曜日

旅の後




無事、7月の二つの旅から戻りました。


ヌナブット準州では、ガイドのひとりとして、野生動物を追う旅。

アークティック•ウルフの遠吠えが未だ耳に残り、シロクマを数時間、ただただ眺めた時が夢のように思い出されます。



ユーコン準州の北極圏を流れるファース川では、友人同士の旅のため、メンバーの一人として漕ぎ、歩き、笑い、とことん自然に心酔する旅。これ以上は何もいらないと感じる、最高の満足感を、今回もこの川で得ることができました。そして、こういう旅を自分たちで作り、安全に旅し、同等の価値観で楽しめる仲間に恵まれていることにも、改めて感謝。



2011年の7月は、とても思い出に残る、贅沢な月となりました。



数枚、写真を添付します。



ヌナブットで出会ったシロクマとファース川、そして真夜中の北極海です。この後、午前3時にテントから這い出すと、水平線にタッチする太陽を見ることができました。川旅を北極海にて終わるというのは、なんともドラマチッックです。ちょっとブログには写真を掲載できませんが、皆でしっかり北極海に飛び込みました。これで北極海沿岸を訪れるのは4回目ですが、飛び込んだのは初めて。調子に乗って何回も海に入りましたが、癖になるようなしびれる冷たさでした。







2011年7月3日日曜日

Summer Adventures


7月、大学の仕事を1ヶ月休み、ふたつの冒険に出かけます。

前半10日は、ツアーのアテンドで、ヌナブット準州のアークティック•ウルフとシロクマを探すツアーに同行。そしてホワイトホースに戻って1日洗濯したら、翌日から今度はユーコンの北極圏に飛んで、ホワイトホースの友人たち12人とファース川を2週間下りに出かけます。

6月にはカナダのハイキング•トレイルとしてはアイコン的存在でもあるウェスト•コースト•トレイルも1週間かけて友人と歩いてきましたし、今年はなかなか、思い出に残る夏になりそうです。

ヌナブットは、3年ほど前に一度ガイドでサマーセット島というところでベルーガを見るツアーに同行させていただき、なんとも言えない感動的な時間を過ごした経験があるのですが、今回はまた違うロケーションで、違う野生動物に出会うことをとても楽しみにしています。

そして、ファース。2004年に下って以来、私にとってとても特別な川です。今まで、色んな川を旅しましたが、私にとって本当に一番の川です。あれから7年。なんとかあそこにもう一度帰りたい、できれば友人たちとプライベートで旅したい、という想いが実現します。この川はツアーに参加する以外は、正直、そのロケーション、レベル、費用面などから「そんなに簡単に行ける川」ではないので、更に特別なのですが、ここ3年ほど、これを目標に行動してきた甲斐がありました。

ファースは、食糧計画も、装備の移動、その他諸々のアレンジも、当然全て自分たちでやるわけですから、準備が大変です。しかも、今回は私が言い出しっぺの一人でしたから、余計です。ここ2週間ほどは、ヌナブットとファース両方の準備で頭がパンク状態でしたが、今日、ヌナブット出発の12時間前にようやく落ち着きました。

これからの1ヶ月は、自分がパッキングした洋服だけ、そしてファースではそれに加えて持っている食糧と装備だけで過ごすことになります。シンプルな毎日を、楽しみにしています。

では、行ってきます。


2011年5月25日水曜日

日曜ビッグバラエティ


現在、テレビ東京「日曜ビッグバラエティ」の収録中。今回、恐縮ながら私も出演させていただいております。私のここでの生活ぶりをタレントの田中律子さんにご紹介いただくという企画です。

ということで、先日は、田中さんと私のユーコンのカヌー仲間と1泊2日でタキニ川にカヌー+キャンプに出かけてきました。

田中さんは、普段からスキューバ•ダイビング、スタンドアップ•パドル、サーフィンにヨガ、とアクティブな方なので、パドルの技術も一度お話しただけですっかり体得し、最初の「エディ•アウト」から見事なターンでした。

田中さんは現在、沖縄の珊瑚を守り、増殖するNPO「アクアプラネット」の理事長もされており(www.aqua-planet.org)、一緒に環境についての想いを語り合ったりもさせていただきました。本当に気さくで、素敵な女性。こんな方と一緒にユーコンを旅させていただいたことをとても光栄に思っています。

私は、自分がカメラの前で上手く話せたかどうか分かりませんが、興味のある方は番組をご覧になってみて下さい。放送は6月5日の日曜日です。




2011年5月4日水曜日

Japanese Food


子供の頃は、好きなケーキなどは薄く薄くフォークで切って、少しでも長く食べられるようにしたタイプ。
学生時代は旅と映画にお金をセーブするために、食費はなるべく削り、ランチも外食組から離れ、公園に行っておにぎりを食べていたタイプ。

そういう性質は、年齢を重ねた今も、あまり変わっていないようである。

昨年日本から遊びに来た友人が、私の台所に大切に保管されたある日本食材を見て爆笑した。何を笑われているのか不思議に思っていると、賞味期限を見てお腹を抱えて笑っているのだ。「期限切れてても、昔からお腹鍛えてるから大丈夫。今までそれで病気したこともないし」と答える私に、友人は「いや、それにしても、その切れ方がちょっと大胆、、、」

今でこそホワイトホースも、普通のスーパーで寿司海苔やわさびなどが手に入るようになり、日本食レストランが2軒もできたけれど、私がホワイトホースに暮らし始めた頃は、醤油と豆腐以外、日本の食材は本当に何も無かった。当時は日本に定期的に帰ることもなかったから、両親が送ってくれる小包が貴重で貴重で、とにかく頭に浮かぶのは「もったいない」。で、大切に保管したり、チビチビと食べ続け、それでも未だ、当時の物が残っていたりするのである。

今では日本に年に1度は帰るし、また旅の途中にバンクーバーに立ち寄って、食材をしっかり購入してくることもできるようになった。それでも、昔からの癖か、「もったいないから、少しずつ」の癖は抜けないのである。

千葉の友人は、「美味しいものは、美味しいうちに!」と、日本に行くといつも新鮮な食材でがっつり料理してくれる。そういう姿を見ると、「気前がいいねえ」と、ホレボレする。私の貧乏性では、そうはいかないのだ。

写真は、先週末の朝食のおかず。数年前に大阪の空港で買った梅干しと、去年の秋に成田空港で買った明太子(凍らせていたので、まだカチコチ)、それに、お知り合いにいただいた美味しい佃煮。これに、先日(といっても、もう8ヶ月前か、、、)友人が日本から持ってきてくれ、私もすっかり夢中の「白だし」入りの卵焼きとお味噌汁、、、。週末の朝に、たまに楽しむ和食は、この上ない贅沢であり、やはり色んなものを一気に食べたりしていたら、この楽しみは長続きしないのである。私には、これでいいのだ。

ちなみに、この朝食後も、腹痛、無し。やはり鍛え方が違うのか。感謝。

注)ツアーでお出しするお食事は、全て新鮮な食材を使っておりますので、どうぞご安心ください。








2011年4月13日水曜日

Fundraising Event




先週金曜日に行った募金のためのイベント、無事に終了しました。

イベントが始まるまで、一体何人の人が来てくれるのか、全く想像できずにちょっと緊張しましたが、160人前後の人が参加してくれ、合計9000カナダドル(正確な今の両替率が分かりませんが、80万円くらいでしょうか)が集まりました。


ホワイトホースの町で今回の日本の震災への募金イベントとしては2つ目だったのですが、その上でこれだけの人と募金が集まったのは、やはりホワイトホースという町の人々の温かさかなと思います。


イベントでは、日本から遠く離れて暮らす私が話すよりもと、東京の友人にユーコンの人々へのメッセージを書いてもらい、それを読ませていただきました。私の友人知人、そのメッセージに書かれている言葉の深さに感動し、メッセージをシェアしたことを感謝されました。


バンドも、サイレント・オークションも、飲み物、食べ物も、全てが寄付。イベントを手伝ってくれたのも全員カレッジのスタッフと留学生のボランティア。


皆の想いが繋がったイベントになったこと、とても嬉しく思います。

友人のメッセージに書いてあった通り、義援金とともに、ユーコン人のパワーを日本に、被災地の人々に送ることができればと願っています。






2011年4月3日日曜日

Wishes from the North


この3週間は、今まで感じたことがないほどに、自分が自分の生まれ育った国から遠く離れて住んでいることを痛感する日々でした。これほどインターネットのニュースや、日本の家族、友人からのメールを読むのに時間を費やしたのも初めてだったかもしれません。

机の前で悩みつつ、悲しみつつ、日本に行くことも考えたのですが、友人たちからのアドバイスで、まずはここからできることを考えることにしました。

そこで、ユーコンカレッジからのバックアップをもらい、来週金曜日に、募金集めのためのイベントを行います。バンドも、必要な機材も、オークションの品物も、食べ物も、全て地元の人々からの寄付で行います。Hope for Japanのロゴは、交友のあるOkanagan University-Collegeで既にキャンペーンのために作っていたものを使わせていただくことができました。企画、実行を通して、ホワイトホースの人々、カナダの人々の日本への想いを感じています。

先週末は、お隣のアラスカ、スキャグウェイへ行ったのですが、そこの小さなカフェでも、ウェイトレスが「日本人か?」と聞くので応じると、「日本の人々のことを想い、応援している」と言ってくれました。

ユーコンの北の北、道路も通っていない人口250人、バンタット•グウィッチン族の村、オールド•クロウからも電話が入り、「募金をしているなら寄付したい。何かできないかとずっと考えていた」。

大学内で、たまたま赤十字の募金箱を持って歩いている私を見て、足を止めて募金してくれた先住民の男性。彼は、その後、イベントの飾り付けのための折り紙ワークショップにも参加してくれました。

ここ、北の町でも、多くの人々が日本のことを応援しています。