2010年5月21日金曜日

今季初カヌー




今年はいつもより1ヶ月ほど早く春が来た感のあるホワイトホース。当然初カヌーも例年より1週間早く実現し、先週末友人たちとホワイトホース郊外を流れるユーコン川の支流、タキニ川へ。

まだ岸辺に雪が残る川。パドリング・ジャケットの首を締め付ける感じ。ネオプリンの匂い。ボートを担いだ時の重み。パドルの感触。全てに「来た来た来たー!」と叫びたくなる。

川底が見える、透き通った流れ。エディを見つける度に友人とターンし、「ああ、体がちゃんと覚えてます」ことを確認する。

元々、運動神経も要領もあまり良くない私が、人生の中で唯一と言っていいほど淡々と続けてきたスポーツが、このカヌー(今は、スキーもその候補、、、)。ただ、私の興味は常に「旅」にあり、もっと面白い川、自然の奥深くを流れる川を下るために技術や経験を付けてきただけで、レースや大会とかいったものへの関心は皆無。こうして気の合う友人たちと川の流れを楽しみ、時に下るルートを協議し、挑戦し、ノンビリするのが楽しくて仕方ない。こうした時間を過ごすと、自分の暮らす場所が本当に好きであることを自覚し、感謝できる。

私たちのお気に入りのランチ・スポット。山、川、カヌーを背景にくつろぐ友人たちの姿を見て、自分の居るべき場所はここだよなと感じ、本当に嬉しくなった。

今年も、漕ぎます。