2010年6月10日木曜日

Adventure




Are you doing any trips this summer?
「今年も何か旅の計画がある?」
これは、春先に必ずと言っていいほど交わされる、友人たちとの会話。
4月の私の回答は、「多分ね。きっと何か計画されると思うよ」という呑気なもの。
5月、食事中に友人のSteveから「Icy Straitをシーカヤックで旅しないか?」と提案される。
そして6月、一緒に旅することになった仲間で集まり、計画会議。

こうして、毎年のように必ず冒険ともいえる旅が生まれる。

地図を持ち、私の家に集合した友人たち。
「ここの入り江に1泊して、、、」「ここは外海で風が強いと危険だから、停滞日も一応設けて、、、」と、わずか2時間余りの集まりで、ルート、装備表、食事の計画まで全て終了。なんとも手際がいい。

私がいつも感謝するのは、こういう技術、経験を持った友人たちが周りにいること。彼らに誘われて、こうしてプライベート・トリップで冒険できること。一緒にワクワクできること。

昔、夏といえば、仕事、仕事、仕事。仕事が楽しいからいいけれど、それでもある時、自分がユーコンに住む意味を考え、毎年夏に必ず1本は友人たちと旅することに決めた。自分がここの自然に完全に浸れたと感じるのに必要な期間が最低で2週間。2週間あれば、自然の奥深くまで入り込んで旅ができる。

今年私たちがシーカヤックで旅するIcy Straitは、南東アラスカにあるグレーシャーベイ国立公園の近くで、約10年前に一度ツアーのアテンドで漕いだ経験がある。長期の旅で同じ場所に2回も行くのは珍しいけれど、今回はルートを変え、前回よりも更に長い旅をする。ここは、6月の下旬から7月上旬にかけてザトウクジラがアラスカでも最も集まる場所。10年前、テントで寝ながらクジラが飛び跳ねたり、潮を吹いたりするのを聞いた記憶がよみがえる。

こうして地図を眺める時間にも、想像する間にも、装備表をチェックしている時にも、もう私たちの旅は始まっている。心はアラスカの海に向かっている。

ああ、その前に12年ぶりにカナダに来てくれる両親との旅。今回は母の希望でまずバンフに行き、その後でユーコンとアラスカ。私の家に両親も初滞在です。では、ちょっと、行ってきます。

6 件のコメント:

8 さんのコメント...

クジラの声をクマと勘違いしてテントの中でかたまったりしました。懐かしい。また行きたいなあ。

Sweet River さんのコメント...

今日、偶然にもこのブログを書いた直後にアンジェラに道で会いました。またあの場所に行くことを言うと、彼女もとても懐かしそうでした。写真に写っている男性のひとり、今回の旅のメンバー、実はJOEのお兄さんなんですよ!彼は、パドリングはもちろんのこと、スキーの腕前でもACMGのアシスタント・ガイド級。素晴らしい人です。今度は、晴れてくれるといいですが!!

koza さんのコメント...

鯨が小魚のように跳ねまわっている異様な光景に、ガイドが「別の惑星に来たみたいだ」と呟いたのを覚えています。

また、行きたい場所の一つです。

ayane9 さんのコメント...

ゆっくり楽しんできてください^-^
また、美しい写真楽しみにしてます^-^¥

らぐじ~ さんのコメント...

旅って計画も楽しいですよね。とはいえ、私のお気楽旅とは違って冒険ですからねぇ。
よいパートナーがいて、しっかりした計画があってこそ、楽しい旅になるのでしょう。
そちらに住む良さを感じられる冒険になるといいですね。

Sweet River さんのコメント...

kozaさん

Kozaさんのように、今度は天気がいいことを願っています!いよいよ来週出発です。今はパッキングで大忙し。また、報告しますね!

Ayane 9さん

ありがとうございます。今回防水のカメラをいただいたので、頑張って写真を撮ってきます。

らぐじーさん

今回はスケジュールが立て込んでおり、あまり計画段階を「楽しむ」余裕がないのが残念ですが、きっとバタバタして、カヤック持って友人たちとフェリーに乗り込んで「もうどうしようもないよ」という所まで来てやっと「フー」と一息ついて旅モードになれるのでしょう。海外への旅で飛行機に乗り込んだ時と同じ気持ち、でしょうか!