先日、友人から「明日の4時、裏庭でビーコン•サーチの練習するからおいで」という誘いの電話が入った。ビーコンとは、バックカントリー•スキーに行く際に身につける器具で、万が一雪崩で埋まった場合の唯一の命綱。そして、埋まった自分や友人を助けるのは当然一緒に滑りに出かけた人たちで、それだけにお互いがお互いを信頼できる環境でバックカントリーに足を踏み入れることはとても大切なのである。だからこそ、こうした友人の誘いには喜んで、そしてありがたく参加する。
通常は5時まで仕事するけれど、この日は昼休みの1時間スキーをスキップして働き(偉い!と思うのはきっと私だけか、、、)、4時に友人宅に直行した。
到着すると、裏庭では既に「ピーピーピー」という音が鳴り響いており、ちょうどディランが埋められたふたつのビーコンを探しているところだった。早速私も、、、と自分のビーコンを取り出し、友人たちが集まる台の上にそれを置いて吹き出した。その台の上に乗っているのはそれぞれのビーコンの他に、缶ビール、そして友人の一人が2週間後に出かけるというハワイのガイドブック。「ちょっと、この台の上、私たちの欲求が乗っかり過ぎ!」と私が言うと、皆、「そう言われればそうだ」と苦笑した。
しかし、自由を求めるユーコン人は、これでいいのだ。私たちは、仕事を切り上げて10分後には、裏庭の森を歩き回ってビーコンを探せる、そういう環境を選んで暮らしているのだから。
3 件のコメント:
こんにちはm--m
良い友人に良い環境
熊谷さんがとても羨ましい^-^
今、自分の地元は
鳥インフルに
霧島火山の噴火とても大変です><
今年も、まだ風邪が流行ってますので
お体に気をつけてくださいねm--m
いつもブログ、
楽しく拝見させていただいてます^-^
そう言われてみれば・・・私達もこの環境を知らず知らず選んで過ごしている・・日々に愚痴をこぼすのはもったいないですね!!
ayane9さん
いつもコメントいただきありがとうございます。
宮崎はちょっと大変のようですね。早く事態が落ち着くといいですが。
匿名さん
人それぞれ違う事情や理由でその場所に暮らしていると思います。私は、その時々での目標や楽しみを持っていれば、きっとその土地で踏ん張れるのではと思っているのですが。
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